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不器用な子どもたちのからだづくり

関西国際大学教授 中尾繁樹先生、ビジョントレーニングの北出勝也先生、Yogaトレの植田先生 のお三方が一堂に集まっての贅沢な講演会が先日大阪で行われました。

最初の中尾先生のお話がとても良かったです。
子どもの発達の問題が言われるようになって
ようやく療育が公的になされるようになったけれども
心や学習面へのアプローチが多い中で、
実は多くの場合身体の問題が関係しているということを大学先生がおっしゃっている。
私が今まで存じ上げなかっただけなのですが、よかった~と思いました。

中尾先生はこれまで4000校もの学校を訪問され、多くの子どもを見てアセスメントなさったとか。
それでも子どもたちの不適応の原因が身体的なところにあるということが
まだまだ知られていないことにはがゆい気持ちになります。

それでもひとつひとつ歩みを進めていくしかないんだろうな、
自分も頑張らなきゃと改めて思ったのでした。
中尾先生のお話はとても楽しく、大切なことをおっしゃっていて
もっともっと聞きたい!と思うものでした。

「やってみようからだづくり「」で提案されていた動きについて
率直な感想としては、発達課題のある子どもたちには少し難しすぎるなぁ、と感じました。
habita的にはその前の段階の身体育てが必要だろうと。
すべてのお子さんのために考えられたものでしょうから当然だと思いますが。

ある程度身体が動かせるようになった子どもたちには
教えていただいた動きを遊びの中で取り入れていきたいと思います。

駄菓子屋のおもちゃ

昨年、感覚統合療法の講座を受けた時に
駄菓子屋で売ってそうなおもちゃを
利用するアイデアを教えていただきました。

確かに感覚を目覚めさせるのに
良い一つの方法だなと感じました。

実際、子どもたちに見せると
大体喜々として遊んでくれますね。

選ぶポイントがあって、
触覚・固有受容覚・呼吸を
使うもので、こわれにくいもの。

なかなかあなどれませんな。

お子さん、聞いてますよ

発達が気になる親子さんたちと接していて
時々気になることがあります。

レッスン時に保護者の方がお子さんの前で
困りごと、気になることをお話しになることです。

年齢が高くて繊細なことがはっきりしている
お子さんの場合は親御さんも良く認識されていて
そういうことは少ないですが

年齢が低い、もしくはあまり気にしてないそぶりを
みせるお子さんの場合は親御さんも無防備になって
しまうのでしょうね。

私は小さな子どもでも聞いていると思います。
明確な意味がわからなくても
何かおかあさんがぼくの心配ごとを話している
自分には心配事があるのだと
心の中にそういう思いがたまっていくのではないかと
思っています。

なので、教室ではご相談はレッスン中ではなくて
メールやお手紙や別の時間に面談でお願いしています。
でもついやっちゃうんですよね。
ちょっとハラハラします。

発達課題のあるお子さんたちはただでさえ
自己肯定感が低くなりがちです。
完璧に隠さなくてもいいですが
少し配慮が必要かなと感じています。

おとうさん、おかあさん、
現状を冷静に分析することも必要ですが
どうかお子さんの前では
ご本人を認めてあげてくださいね。